ミラクルセブンは油汚れや水垢など、家庭でよく見かける汚れに強力な効果を発揮しますが、頑固なサビや長期間放置された汚れ、特殊な素材の表面では効果が薄い場合があります。
その原因は、汚れの種類や適切でない使い方。
本記事では、ミラクルセブンが得意な汚れと不得意な汚れを具体的に解説し、それぞれに合わせた効果的な使い方をご紹介します。
さらに、落ちない汚れに対してはどんな代替洗剤や家庭で使える工夫があるのかも徹底解説。
ミラクルセブンのメリットと限界を理解し、最適な方法で家庭の汚れをスッキリ落とすためのヒントをまとめました。
この記事を読んで、ミラクルセブンの可能性を最大限引き出す方法を確かめてください。
ミラクルセブンで落ちない汚れの種類とは?
まず、ミラクルセブンには使用できないものがあるので、確認しておきましょう。
例えば、鍋の焦げ付きには効果がありませんし、漆製品などの食器に使用すると剥がれたり、色落ちしたりする可能性もあるので、使用してはいけません。
また、ミラクルセブンのような中性洗剤は、酸性汚れとアルカリ性汚れを中和しながら落とすのが特徴になります。
中性洗剤は頑固な汚れ、頑固な油汚れ、焦げ付き汚れ、尿石、衣類の血液汚れなどのしつこい汚れは基本的に落とすことが出来ません。
アルカリ性洗剤と比べてお肌に優しい分、洗浄力が劣ってしまうデメリットがあるのですね。
けれども、ミラクルセブンは頑固な汚れなどでも落とすことが出来ると謳われています。
それは酵素の効果が関係しているからなのですね。
3種の酵素で汚れ落ち効果をサポート
ミラクルセブンは溶けるスピードが速く、すぐに発泡して効果を発揮しますが、それのおかげで酵素量を非常に多くなっています。
なので、汚れに対するアプローチも優れていて、汚れを落としやすくなっているのですね。
さらに、『プロテアーゼ』『リパーゼ』『アミラーゼ』の3種の酵素によって、より強力な洗浄力をサポートしてくれます。
中性洗剤は洗浄力が弱いとされているけれど、代わりに酵素の力を使うことで、アルカリ性などと同じかそれ以上の強力な洗浄力を手に入れることが可能。

すべての汚れに対してではないけれど、頑固な汚れなども落とすことが期待出来るのですね。
ミラクルセブンは使い方が簡単で使いやすい
ミラクルセブンは水に溶けやすいのでつけ置きの使い方が最も効果的。
水またはお湯3Lに対して、キャップすりきり1杯(30g)の水溶液に、洗浄物を30分以上つけ置きするのが目安になります。
他にも、洗濯や拭き掃除、磨き掃除などの使い方も可能。
詳しくは商品購入時の取扱説明書に図付きで書かれているので、確認してみてください。
ボトル仕様になっているから使いやすい洗剤ですよ。
詰め替えもあるので、長く愛用できるメリットもありますね。
ミラクルセブンとオキシクリーンを比較して分かる共通点
「ミラクルセブン」とよく比較される「オキシクリーン」ですが、ともに酸素系漂白剤をベースとした家庭用洗剤で、次のような共通点と違いがあります。
・酸素の力で汚れを除去し、漂白・消臭・除菌などの効果がある
・酸素系漂白剤である過炭酸ナトリウムを主成分としている
・衣類はもちろん、台所周りの汚れにも効果がある
【違い】
ミラクルセブン | 商品名 | オキシクリーン |
粒状 | 形状 | 液体 |
低濃度のアルカリ性 | 液性 | 弱アルカリ性 |
「ミラクルセブン」は酵素を3種類配合しており、酸素の力を補助。タンパク質・油分・デンプン性の汚れに効果的。
「オキシクリーン」は無香料で、製品表示から界面活性剤を使用していないことがうかがえ、衣類のシミ・泥汚れ・汗汚れなどに効果を謳っている。
以上のように、基本成分は同じでも配合成分や使い勝手などに違いが見られます。
用途や好みに合わせて使い分けることができそうですね。
得意とする汚れの違い
「ミラクルセブン」と「オキシクリーン」が得意としている汚れについては以下の点があげられます。
・皮脂汚れ – リパーゼ酵素の働きで皮脂汚れを分解
・血液や卵、牛乳などのタンパク質汚れ – プロテアーゼ酵素の働きでこれらの汚れを分解
・デンプンや糊汚れ – アミラーゼ酵素の働きでデンプンを分解
・換気扇やコンロなどの油汚れ – リパーゼ酵素の働きで油分を分解
・衣類の汗・皮脂汚れ – 酸素の力で汚れを浮き上がらせ除去
・シャツの黄ばみ – 酸素の漂白力で黄ばみを除去
・食べ物のシミ – 漂白力でシミを浮き上がらせ除去
・衣類の泥汚れ – 汚れを引きはがす力で泥汚れを除去
違いは分かりにくいですが、ざっくり分けるとミラクルセブンは食べ物関連の汚れが得意で、オキシクリーンは衣類汚れが得意と判断しても良さそうです。
ただ、どちらも基本的には似た商品なので、強いこだわりがなければどちらを選んでも効果に大きな違いはないでしょう。
洗浄力を求めるなら弱アルカリ性の方がおすすめ
中性洗剤のメリットはお肌や衣類にかかる負担を抑えることが出来る点。
なので、手荒れが気になったり、デリケートな衣類を洗う時には適しています。
ただ、結局は洗剤でそれなりの負担がかかることは変わらないので、それなら弱アルカリ性の洗剤を使った方が汚れ落ち効果は高くて、満足度も高くなりやすいです。
例えば、もともと中性洗剤よりも汚れ落ち能力に優れている弱アルカリ性洗剤に酵素の力が合わさったらどうでしょう?
イメージするだけでも汚れが落ちやすくなりますよね。
もし、中性洗剤にこだわりがないのなら、弱アルカリ性かつ酵素を含んだ洗剤を使った方が汚れ落ち効果は期待出来ます。
『シュワッと!パンチ』は液性が弱アルカリ性、2種類の酵素で洗浄力も強力になっています。
口コミ評判も高く、テレビショッピング番組やCMでも紹介されることがあるので、タイミングによっては品切れになっていることも。
非常におすすめ度の高い洗剤なので、ミラクルセブンにこだわりがないのなら類似品も一度チェックしてみてください。
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