「ピーピースルーFを使うと配管が溶けちゃうの?」と心配している方もいますが、その心配はいりません。
そもそも、日常生活の範囲内でポリパイプやHIVP管(プラスチック樹脂管)、塩ビ管(塩化ビニール管)が破損することはほとんどあり得ないです。
熱や振動などの外部刺激などで破損するリスクことはあり得るので、絶対に壊れないことはないけれど、少なくとも家庭で使用できる薬品であれば配管が溶けることはありません。
排水口や排水管の汚れが気になっていてピーピースルーFに興味を持っているのなら、安心して使って大丈夫です。
ピーピースルーFで配管が溶けることはない
ピーピースルーFに限らず、排水口のヌメリや詰まりを解消する洗浄剤が原因で配管が溶ける事はありません。
家庭の配管はポリパイプやHIVP管、塩ビ管が採用されていますが、家庭用の洗浄剤くらいの化学薬品であればほぼ影響を受けません。
配管は普段目にすることがないからどんな状態になっているか不安に感じます。
けれども、想像以上に性能が高く、耐用年数は50年以上。つまり、一度家を建てたら50年は使えるのですね。
もちろん、想定外の負荷がかかると耐用年数は短くなりますが、家庭で使えるレベルの洗浄剤を使ったから溶けてダメになる可能性は限りなくゼロに近いです。
なので、ピーピースルーFを使っても、他の類似品の洗浄剤を使っても配管が溶けてダメになることは考えにくいでしょう。
配管は化学薬品よりも熱や振動が原因では損することはある
配管は薬剤には比較的強く、溶けてダメになることは滅多にありません。
一方で、熱や振動などの外部刺激が原因で破損する可能性はあります。
3つの中では塩ビ管は急な温度変化に弱く、熱で劣化しやすい。
特に凍結時には割れやすい傾向にあるので、急激な温度変化には注意が必要です。
一般的に塩ビ管の耐熱性は60℃程度と言われているので、熱湯を流さないように気を付けるといいでしょう。
ただ、現在の水道管の主流はポリパイプ。
ポリパイプは熱や振動、化学物質に強い特徴があり、リフォーム工事ではだいたい採用されています。
築年数が50年など古い場合は、配管がダメになってきている可能性はありますが、築年数30年くらいまでならあまり心配する必要はないでしょう。
ピーピースルーFを安全に使うために温度に気を付けよう
配管は熱に弱いので、ピーピースルーFを使う時はぬるま湯ほどの温度で流すようにしましょう。
約40℃くらいの温水であれば、配管を熱で傷める心配はないし、ぬるま湯でも十分にキレイにしてくれるので、安全に使う上でも温度を気にかけてください。
ちなみに、20℃くらいの水でも汚れは落とせますが、ぬるま湯の方がより効果的ですよ。
また、化学の力で汚れを落とすピーピースルーFは使い方が大事。
使い方を間違えるとヌメリや詰まりが解消せず、逆にひどくなることもあるので、事前に注意点を確認しておきましょう。
ピーピースルーFで効果がない原因は使用方法の間違いが多い
汚れが落ちず効果がないと感じる主な原因は使い方を間違えている場合がほとんど。
特に多いのが『量』を間違えてしまうこと。
ピーピースルーFの1回の使用量は約150g(600g入り容器の1/4)です。
この量に対して温水を約500~600g程度流し、そのまま30分~1時間放置。
その後、10~20L(バケツ1~2杯)流します。
「汚れがひどいから…」と言って、使用量以上に薬剤を投入してしまうと、薬剤が溶け切らず詰まってしまうなどの問題が起こる事も。
適量で使わなければ逆効果になる可能性もあるので注意してください。
より効果を期待したい場合は、使用量を増やすのではなく放置時間を一晩など長くする方がおすすめです。
どうしても落ちない時はより強力な洗浄剤を使ってみる
ピーピースルーFは比較的強めの薬剤ですが、それでも汚れが落ちないこともあります。
その場合は、もっと強い洗浄剤を使ってみるといいでしょう。
例えば、このブログでも紹介している『スライムパンチ』はかなり強力で、ギリギリ家庭用で使える洗浄力があるので、興味があれば使ってみてください。
強力なため取り扱いに注意する、換気を徹底するなどの条件はありますが、ピーピースルーFより効果的と言えるでしょう。
スライムパンチで落ちなければ業者にお願いするくらいのイメージでいるといいですよ。
★類似品をピックアップ
ピーピースルーFは定期的に使えば詰まりやヌメリの悩みは解消できる
ピーピースルーFで配管が溶けるなどの心配はないので、定期的に使って詰まりやヌメリ対策すれば、嫌なニオイなどの悩みは解消できます。
汚れを溜めないためにも月に1回は最低でもやるようにしてください。
もし冬の間は寒くて面倒になってしまったなど1ヶ月以上放置しているなら、より強力なものを最初に使った方がいいでしょう。
それこそ、先ほど紹介したスライムパンチのような強力な洗浄剤を使うと効果的です。
ピーピースルーFは比較的コスパもいいし、薬剤を投入して放置するだけで触らなくてもキレイにできるのは大きなメリット。
口コミ評判も高いし、配管を破損させる危険性も限りなく低いので、安心して使うことができますね。
ピーピースルーはどこで売ってる?種類によってはホームセンターにない場合も
ピーピースルーには『ピーピースルーF』『ピーピースカット』『ピーピースルーK』『ピーピースルー(温水用)』『ピーピーエル』の5種類があります。
そのうち、ホームセンターなどで実店舗で販売されているものは『ピーピースルーF』『ピーピースカット』の2つ。
お店次第ですが、ピーピースルーFだけ取り扱っている場合が多いですね。
取り扱いのある主なホームセンターは以下の通り。
また、ホームセンター以外ではマツモトキヨシやサンドラッグ、ウエルシアなどのドラッグストア、ドン・キホーテなどのディスカウントストアでも販売されています。
お店によっては取り扱いがない場合もあるので、確実に手に入れたいのであれば、通販で在庫を確認しておく方が良いでしょう。