オキシクリーンとシュワッとパンチの違いを一言でいうと何?
2つの最大の違いは『酸素系漂白剤』か『酵素系漂白剤』かです!
オキシクリーンは酸素系漂白剤で、主に界面活性剤の効果で汚れを落とします。
一方で、シュワッとパンチは酵素系漂白剤で、繊維の奥まで入り込んだしつこい皮脂汚れやたんぱく質汚れを分解して落としてくれます。
2つの詳しい違いをこの記事では説明していきますが、結論を言えば『使い勝手』を重視するならオキシクリーンがおすすめ。
『汚れ落ち』を重視するならシュワッとパンチがおすすめです。
どちらも評判が高くて、どっちを選んでも失敗することはないので、迷った時は気になった方をまずは試してみてください。
酸素系オキシクリーンと酵素系シュワッとパンチの違いは汚れの落とし方
オキシクリーンは酸素系漂白剤、シュワッとパンチは酵素系漂白剤という点に大きな違いがあります。
漂白剤の種類は家庭用品表示法によって「塩素系」「酸素系」「還元系」の3つに分けられ、「酵素系」というものは存在しません。
実は「酸素系」の中に「酵素系」は存在するので、大きなくくりで言えば両者は同じ分類となります。
では何が違うのかというと、汚れの落とし方が違うのですね。
酸素系の汚れの落とし方の特徴は主に界面活性剤を活用し、酵素系は主にたんぱく質などを分解して汚れを落とします。先に界面活性剤についてみていきましょう。
界面活性剤とは簡単に言えば「水と油をつなぐ役割」のこと。水に溶けにくい油汚れを水に混ざりやすくすることで、汚れを落としてくれます。
もともと漂白剤は塩素系が主流でしたが、ツンとした臭いや色落ちが起きるなどのデメリットもあり、家庭用としては使いにくさがありました。
けれども、酸素系漂白剤が誕生したことで、臭いや色落ちを抑えたりすることができ、比較的気軽に扱うことが出来るようになりました。
ただ、汚れ落ち効果に関しては塩素系と比べて漂白力が落ちてしまうデメリットもあったのですね。
効果が落ちてしまうデメリットを解決する方法として注目されるのがシュワッとパンチのような酵素系漂白剤なのです。
酵素系漂白剤は界面活性剤では落ちない汚れを落としやすくする
酵素系漂白剤の汚れの落とし方は『タンパク質の一種である酵素を配合して洗浄力を高めている』のが特徴。
界面活性剤では落ちにくいタンパク質や脂質などの汚れを分解して、汚れを落としやすくしているのですね。
例えば、食器の汚れは油だけでなく、たんぱく質や糖分なども含まれています。また、洋服の汚れも皮脂汚れだけでなく、食べこぼしなどが含まれていますよね。
そういった油以外の汚れに対してもアプローチできるのが酵素系の特徴で、酸素系よりもよりピンポイントで高い汚れ落ち効果が期待できます。
さらに、酵素は汚れを落としやすくするだけでなく、消臭効果も期待出来るので、ニオイが気になる場所に使うのにも効果的。
だから、酸素系と酵素系で迷うなら酵素系のシュワッとパンチを選んだほうがよりキレイになると考えられます。
ただ、どんなものにもメリットもあればデメリットもあるので、ここからは酸素系漂白剤のメリットとデメリット、酵素系漂白剤のメリットとデメリットを見ていきましょう。
まずは酸素系漂白剤から確認していきます。
酸素系漂白剤のメリットはコスパの良さ、デメリットは汚れ落ち効果の悪さ
酵素系漂白剤 | 比較 | 酸素系漂白剤 |
◎ | 安全性 | 〇 |
◎ | 汚れ落ち | 〇 |
〇 | コスパ | ◎ |
△ | 種類 | 〇 |
酸素系漂白剤は幅広い汚れに対して使えるので、コスパが良い商品が多いです。
食器用、洗濯用など種類別に使い分ける必要がなく、1つの商品で家中のあらゆる場所に使えるので、いろんな洗剤を買う必要がありません。
酸素系漂白剤の代表的な商品であるオキシクリーンは洗濯や洗濯槽、キッチン、浴室、洗面所、リビング、玄関、ベランダまでたった1つでいろんな箇所に使えます。
この使い勝手の良さによるコスパの高さはオキシクリーンのメリットですね。
一方で、汚れ落ち効果に関しては汚れの種類によっては酵素系よりもやや劣ります。
それは油汚れ以外の汚れが原因の時に特に感じるデメリットでしょう。
ただ、オキシクリーンはオキシ漬けという言葉があるように、付け置きなど使い方を工夫することで洗浄力を高めることが出来るので、お掃除好きには意外と楽しめる人も多いですね。
もし安全性が気になるならシャボン玉酸素系漂白剤とオキシクリーンの違いも把握しておくといいでしょう。界面活性剤が配合されていないシャボン玉酸素系漂白剤はオキシクリーンよりも安心して使えます。
酵素系漂白剤のメリットは消臭効果、デメリットは種類の少なさ
酵素系漂白剤は酸素系の中に含まれるので、より汚れ落ちに特化しているところがあります。
それによって生まれるメリットとしては消臭効果も期待できるということ。
例えば、生ゴミやペットの粗相など、ニオイが気になる場所にも効果的なので、ただ汚れを落とすだけではなくてニオイ対策もしたい場合にメリットを発揮します。
一方で、酵素系漂白剤は種類が少ないです。
市販されている数が少ないし、その中で優れた商品となると限られてしまうでしょう。
また、希少性が高いので、価格も高いのがデメリット。
ただ、その分洗浄力も期待できるからコストが気にならないのであれば、酸素系より酵素系の方が満足できますね。
人によって良さの基準は違うので、何を一番重視するかを決めた上で商品を選ぶのが大事になるでしょう。
酵素系のシュワッとパンチも酸素系のオキシクリーンも、どちらも優れた漂白剤ですから、どちらが好みかで愛用する商品を決めてみるのがいいですね。
一番は実際にどちらも使ってみて、自分に合う方を選ぶのが確実な方法。
どちらが良いということではなく、ライフスタイルや価値観によって良いモノは違うと認識しておくのがいいでしょう。
オキシクリーンは掃除好きにおすすめ
オキシクリーンは掃除好きの人や掃除方法にこだわりがある人におすすめ。
なぜなら、オキシクリーンは種類が豊富だから。
例えば、香料ありと無香料を選べたり、界面活性剤の有無が選べたり、黒色・濃色衣類用があったりなど、用途や目的に合わせて自分好みのオキシクリーンを選べる点が隠れた魅力になっています。
選ぶ商品によって効果的な使い方も違っているから、いろんな種類を買いそろえて、使い分けしたい人にはぴったりですね。
オキシ漬けが有名ですが、商品によって使い分けをする必要があるなどはこだわりを持っていないと知らない事実だったりもするので、掃除好きやキレイ好きな人にこそおすすめしたい商品ですね。
シュワッとパンチは普段掃除をしない人におすすめ
シュワッとパンチは2つの酵素の効果で『洗浄』『脱脂』『除菌』『漂白』『消臭』まで出来る漂白剤。
一石二鳥で使い方も幅広いから、普段あまり掃除をせず、どの商品を選んだらいいか迷っている方におすすめ出来ます。
例えば、洗濯時に粉のまま入れて使えば、洋服の汚れを落とすだけでなく、洗濯機自体もキレイにしてくれます。
また、水で簡単に溶けるから、食器やキッチン用具のつけ置きも出来るし、タオルに染み込ませれば、コンロ周りや電子レンジ、冷蔵庫の拭き掃除も可能。
酵素系漂白剤の隠れたメリットでもある泡が出ない点も、二度拭きする手間がかからないので地味に嬉しいポイントです。
酵素系漂白剤のデメリットであるコスパの悪さも、公式サイトでまとめ買いをすれば商品1つ当たりの価格が最大500円以上も安くなる。
どの商品を選んだらいいか迷っているのなら、シュワッとパンチをまず使ってみることをおすすめします。
まとめ
オキシクリーンもシュワッとパンチもどちらも優れた漂白剤です。
どちらを選んでも相性や汚れ具合によって落ちない汚れや菌は存在するので、気になる汚れがあるのなら、家庭用洗剤や漂白剤で落ちるのかを確かめてみるのが良いでしょう。
個人的にはシュワッとパンチの方が好きです。
オキシクリーンは有名になりすぎて、知る人ぞ知るシュワッとパンチの方が使っていて通な感じがするってだけの理由ですが。笑
シュワッとパンチに関しては別記事でもまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
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