きれいっ粉とオキシクリーンの違いってなに?
両者の違いは「主成分」と「用途」の2つ。キッチン周りか衣類関係かで使い分けると良いですよ!
きれいっ粉は油汚れや皮脂汚れなど酸性の汚れに効果的なので、主にキッチン周りをメインに使うのがおすすめ。
一方のオキシクリーンは酸性~中性寄りの汚れに効果的で、漂白剤としての役割があるので衣類のシミ汚れや消臭・除菌に対して使うのに適しています。
どちらも過炭酸ナトリウムが主成分なので、きれいっ粉で衣類の汚れを落とすことも出来るし、オキシクリーンで食器などの付け置き洗浄をすることも可能です。
類似品でどちらも特長は似ているけれど、「きれいっ粉」はキッチン周り、「オキシクリーン」が衣類関係に強いと理解すると良いでしょう。
ここでは両者の違いを中心に、きれいっ粉の特長について記事にまとめているので参考にしてください。
きれいっ粉とオキシクリーンの違いは主成分と用途の2つ
「きれいっ粉」と「オキシクリーン」の違いを簡単にまとめるなら「主成分」と「用途」に注目しましょう。
まず主成分ですが、実はどちらも過炭酸ナトリウム。
過炭酸ナトリウムは水に溶かすとアルカリ性の性質を持ち、油や皮脂などの酸性汚れを中和してキレイにしてくれます。
どちらも主成分は同じなのですが、きれいっ粉は過炭酸ナトリウムの割合が大きく、pHも約10.3で重曹の約pH8.2よりも値が大きいのが特徴。
値が大きい分、より強力に酸性汚れを落としてくれます。
一方のオキシクリーンは過炭酸ナトリウムを含む酸素系漂白剤で、pHは中性~アルカリ性。
一般的に漂白剤は塩素系が多く、主成分は「次亜塩素酸ナトリウム」になりますが、オキシクリーンは酸素系漂白剤なので、主成分は「過炭酸ナトリウム」になります。
なので、どちらも主成分としては同じだけど、オキシクリーンは漂白剤としての役割もあるので、主成分となる過炭酸ナトリウムの割合に違いはあるということですね。
同じだけど違いがあることで、用途によって使い分けることも可能になります。
引き続き確認しておきましょう。
用途の違いで効果的な場所も変わる
きれいっ粉は過炭酸ナトリウムの割合が大きいので、油汚れや皮脂汚れなどの酸性の汚れに非常に効果的。
なので、キッチン周りの油汚れやお風呂場の皮脂汚れなどをメインに使うことでより効果を発揮します。
一方のオキシクリーンは漂白剤になるので、衣類のシミ汚れや消臭、除菌に効果的。
洗濯層をきれいにしたり、長時間の付け置きでシャツの汚れを落とすなどの使い方に適しています。
ちなみに、酸素系漂白剤は塩素系と違い色柄ものにも安全に使えるメリットがありますよ。
要するに、どちらも家中のお掃除に対して使えるけれど、きれいっ粉の方がキッチン周りやお風呂などの水回りに強く、オキシクリーンの方が衣類汚れに強いと理解しておくと良いですね。
きれいっ粉が主に使えないものや場所の傾向を把握しよう
多用途洗剤のきれいっ粉ですが、一部の素材には使用することができません。
●毛、絹、皮革等の動物性繊維
●含金属染料で染めたもの
●鉄、アルミ、銅、銀、亜鉛などの金属類(ステンレスを除く)
●漆製品、天然木、素焼きの陶器 など
どんな素材に対して使えないかをすべて把握するのは大変。
特にきれいっ粉の場合同じ材質でもモノによって使える・使えないが分かれることもあります。
例えば、布製の靴の場合だと染めの甘いものは色落ちしてしまう可能性があります。
ですので、初めて使うものに対しては、まず目立たない箇所にきれいっ粉洗浄液を付けてみて、色落ちしないかなどを確認しましょう。
もし色落ちの心配があるなら、きれいっ粉ではなく別の商品を探す必要がありますが、ブログの最後に類似品としてよく比較される『ファイブクリーン』を選ぶのも一つの手段ですよ。
きれいっ粉が使えないものに関しては範囲が広すぎるので、逆に使えるものを把握したほうが使いやすくなりますよ^^
きれいっ粉の特徴は酵素の力で安全に汚れを落とすこと
きれいっ粉はもともとクリーニング屋のシミ抜きアイテムとして誕生。
より高品質の主原料に酵素を配合することによって、汚れがよく落ちる洗剤となりました。
きれいっ粉は炭酸ナトリウムと過酸化水素によって活きた酵素を発生させて汚れを落とす仕組み。
簡単に言えば、きれいっ粉が汚れにくっついて分解するということ。
基本的な準備と使い方を覚えよう
『1リットルのお湯(40℃~50℃)に大さじ一杯のきれいっ粉を溶かす』、これが基本的な準備。
使う時は浸け置きかクロスなどに染み込ませて拭き取るようにしましょう。
きれいっ粉が使える主なモノや場所は以下の通り。
クリーニング屋から生まれた商品ということもあり、特に黄ばみや汗ジミ、頑固な襟汚れなどお洗濯に対しては効果を発揮してくれます。
他にもカビ、油汚れ、除菌・消臭など様々な汚れに対してアプローチしてくれるから、本当にいろんな汚れに対して効果的な使い方が可能です。
ちなみに、きれいっ粉は水で溶かすよりもお湯で溶かした方が汚れが落ちやすく効果的。
お湯の方がより溶けやすいので洗浄力がアップし、即効性も高くなります。
洗濯で使用する場合は洗濯機の回転の力が加わるので、水でも十分に効果を発揮してくれますよ。
赤ちゃん用品も安心して使える
きれいっ粉は食品分析センターの試験で安全性が確認されているので、赤ちゃんの口に入っても問題ありません。
成分が身体に優しく、誤飲しても刺激性がないことが実証されています。除菌力が高いので、赤ちゃんのおもちゃやおしゃぶりを効果的に衛生的に保つことができます。
使い方も簡単で、低温のお湯に溶かしておもちゃをつけおきするだけ。すすぎもラクラクです。赤ちゃんの安全を第一に考えた商品なのでおすすめです。
ぜひ試して、赤ちゃんの健康と明るい笑顔のためにきれいっ粉を活用してみてください。
スプレーの作り方はペットボトルを活用するのがおすすめ
お湯に溶かして使うきれいっ粉は、スプレータイプにすると効率よく使用する事が出来ます。
雑巾やクロスに染み込ませて使うよりも、ピンポイントに汚れにアプローチできるので、使う場所によってはスプレータイプにするのがおすすめです。
ただ、きれいっ粉はスプレーボトルでの販売はしていないので、自分で作る必要がありますよ。
作り方としては100均でスプレーを買って移し替えて使うのもいいですが、容器を買うよりもペットボトルに対応したスプレーヘッド部分だけ買った方が時短で楽ちん。
スプレーヘッドさえあれば、きれいっ粉をペットボトルで溶かして、そのまま使用することができます。
500mlなら容量も多いですし、一気に掃除が捗るでしょう。
きれいっ粉で落ちない汚れに壁紙が挙げられる理由
きれいっ粉で落ちない汚れの種類としては壁紙の一部が挙げられています。
これは壁紙の材質や形状は各家庭によってさまざまなので、落としにくいとされているから。
壁紙に関しては汚れが落とせるかどうかの他にも水拭きが出来るかも関係してきます。
きれいっ粉の使い方はお湯に溶かすのが基本なので、水を吸い込んでしまう壁紙や水に濡れると変質してしまう壁紙には使用できません。
もし使う場合は一度目立たない場所に使ってみて、表面が水をはじくのか確認することをおすすめします。
また、壁紙の汚れの原因には照明焼けや日焼けが考えられます。
照明焼けや日焼けによる汚れはきれいっ粉では元に戻せませんので注意してくださいね。
きれいっ粉の口コミ評判からわかること
きれいっ粉を実際に使ってみた方の口コミ評判を確認してみると、「シミ汚れが落ちた!」「つけ置きでスッキリ、さっぱりキレイに!」「油汚れも簡単に落ちる!」など高く評価されていました。(以下、内容はそのまま一部読みやすくして引用しています)
シミ汚れが落ちた
真っ白なレースのチュニックに飛び跳ねたコーヒーの僅かなシミ。たかがシミ、されどシミ。数回しか袖を通してないこのお気に入りを半ばあきらめかけてたところ、多くの高評価のレビューを参照に購入決定。一瞬で落ちました。こんなに汚れ落ちがいいと洗濯も楽しくなっていしまいます。次回はまとめて購入しようと思います。
転載元:Amazon-2017年3月
つけ置きでスッキリ、さっぱりキレイに
ぬるま湯に溶かして、汚れている物をつけるだけでスッキリ、サッパリきれいになりました。油汚れも驚くほど落ちて、こんなに簡単に落ちるのならまとめて買えばよかったと思いました。今年の大掃除は活躍しそうです!
転載元:Amazon-2020年11月
油汚れも簡単に落ちる
レンジフードの汚れが簡単に落ちた!洋服のシミもつけて置いて、洗濯機にかけたらスッキリした。
転載元:Amazon-2020年9月
臭いもなくなっている
5年程前から使っています。 今はAmazonで買えるので便利になりました。 私の場合は、洗たく物にしか使いません。 柄物も使える様ですが、色落ちや色移りをしてしまったので白の綿のシャツやワイシャツなどにだけ使っています。一日浸けておくと白くなって臭いも無くなります。 洗剤としては高いですが、長い目で見るとお得です。
転載元:Amazon-2018年10月
本当によく落ちる
テレビ番組の中で、油の焦げ付き汚れもきれいに取れているのを見て、使ってみましたが本当によく落ちます。 コンロのゴトクとか外せるものをお湯で溶かしたものにつけおきしたあとこすると、焦げ付きもきれいに落ちます。 ヤカンの焦げ付いた黒い汚れもピカピカになります。
転載元:Amazon-2021年6月
きれいっ粉の口コミを見てみると、汚れ落ちの効果をしっかりと実感している方が多いのが分かります。
中には落ちない汚れがあったり、洋服に使って色落ちしてしまったという声もありますが、どんな商品を選んでもある程度は仕方がないことなのであまり気にする必要はないでしょう。
「価格がもう少し安ければよかった」という声もありますが、多くの人が満足していました。
きれいっ粉はどこで売ってる?販売店を探してみた
きれいっ粉は全国で発売され、主な販売店としてはホームセンター、ドラッグストア、東急ハンズなど。
ただ、限られた一部の店舗でのみの販売となっているので、店舗によっては取り扱いがないことが多いです。
ですので、もし購入するのなら通販がおすすめ。
価格比較をしてみたところ下記の様になっていました。
販売店 | 価格(税込) | 送料 |
Amazon | 1,858円 | 無料 |
楽天 | 1,998円 | 無料 |
ヤフーショッピング | 2,200円 | 660円 |
価格比較してみるとAmazonで販売されているものが最安値価格。
また、楽天で販売されているものにはおまけがついているので、価格で選ぶか、おまけで選ぶかでどちらの販売店で注文するかを決めましょう。
ちなみに、きれいっ粉はまとめ買いをすると1個当たりの価格が安くなるので、価格を抑えたいという方はまとめ買いするといいですよ。
きれいっ粉と類似品のファイブクリーンの違いはpH値
きれいっ粉の類似品としてはテレビショッピングでも紹介されるファイブクリーンが挙げられます。
どちらも安心安全に使えて汚れを良く落とすという点では同じですが、一つ大きな違いを挙げるとするとpH値の違い。
きれいっ粉もファイブクリーンもアルカリ性寄りの洗剤になるのですが、炭酸ナトリウムを含んでいるファイブクリーンの方がアルカリ性の度合いが強いです。
なので、油汚れや皮脂汚れなど酸性度が高い汚れに対してはファイブクリーンの方が適していますよ。
ただ、pHの度合いが高いからといって優れているわけではありません。
汚れ落としは汚れと反対の性質を持つ洗浄剤で中和させることがポイントになります。
ですので、汚れの種類によってきれいっ粉では落ちるけど、ファイブクリーンでは落ちないということも十分ありますし、その逆もあり得ます。
考え方の一つとしては価格が安いきれいっ粉をまずは一度試してみて、それでも落ちなかった汚れがあったらファイブクリーンを使ってみる方法。
これならリスクを最小限にできますよ。試してみてください。